起業家たるものの心得とは〜「きちり」平川社長のお話

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創業応援のセミナーだったので、今から海に漕ぎだすぞ〜〜!という人に向けて、実践に飛んだアドバイスがたくさんありました。

ベンチャーってなに?

ベンチャー企業とは、斬新なアイデア、成長・発展し、新しい事業を生み出す企業のことで、規模感は関係ない。
イノベーターとは、自分の事業計画を信じ、投資家を説得し、共感する人を巻き込める人。

 

えっと、私、いけるかも?笑。でもそれはあくまでもスタートできるに過ぎなくて、全然すごいことではない。本当に大変なのは持続することなのです。

企業を存続する大変さ、潰すことの怖さ

5年継続する企業  30%、10年では3%、20年は1%を下回る 
ひえ・・・存続させることがどれだけ難しいかわかりますよね。ちなみにNPO法人を立ち上げた時は、3年で8割がなくなると言われました。いかに持続が難しいかです。

代表たるもの、ここを意識しよう

ビジョン、理念を明確に!!ビジョンはゴール、理念はサイドライン。ビジョンはどんな事業を展開していくか?どうなりたいか?で、理念は、仕事はこの中でやりましょうという基準である。
これわかりやすいわ!だからこそ、問題が生じたとき、迷いが出るときは理念にたちかえろと言われるのですね。
そして、代表はビジョンを語り続けよ!じぶんの魂のように語り続ける。そうしたら、その会社の未来を、周囲の経営幹部や役員がリアルにイメージできるようになるとのこと。確か、マザーテレサの本にも書いてあったな。いつ、どこでも同じことを語れるか?って

人員配置は事業の要

経営トップは会社を潰さなければ何をしてもいい、チャレンジングに。ただ、企業が成長するためには、役員、経営幹部がしっかりしていること。そして、経営に影響ある人の配置、登用はトップの責任である。自分の会社というバスに誰をどこに乗せるかが大事である。
その役職に対する役割を果たせないのは「愚」であり、その愚である人がはびこらないようにしておくことが大事。愚が多くなると、トップは不安になって、つねに愚の人を見張っていないといけなくなり、経営を考えられない。
わかる!これはめっちゃわかる!右腕となる人がいかに優秀か、同じビジョンを共有できる同志であるかが、命運を分けますよね。カリスマたった一人では、できることは知れている。

存在価値とじぶんの仕事に対する誇り

「きちり」では、お客をもてなす事業だけでなく、アルバイトを育てることで、これから社会で働くひとを育てるという社会貢献をしている。アルバイトが卒業する時は、盛大にお祝いをする。そうすると、今、働いているアルバイト生も仕事に誇りをもつようになる。そのほか、職場改善のための研修は立候補制、やる気のある若いスタッフにどんどん任せている。
人は役割を得た時に輝く!これは私の信念でもあります。
この日、一緒にいった役員のMさんは、興奮して眠れなかったそうです。それほど「ビジョン」「理念」そして「事業」について、考えさせられました。