3年前のあの時は

f:id:kuruminomori:20190905224740j:image私は、言語聴覚士です。まだまだマイナーな職種ですが、コミニュケーションと飲みこみ(嚥下)が難しくなった人に対してリハビリや支援を行います。

明日から日本摂食嚥下リハビリテーション学会があり、発表兼ねて参加、今日は新潟のホテルに泊まっています。

学会の時だけ立ち寄る街

新潟県は嚥下リハビリテーション学会がよく開催される場所です。学会があると言う事は発表の準備や勉強に忙しくて(元を取りたいと言う大阪人根性)ほとんど観光せず、せっかくおいしいものがたくさんあるのにもったいと自分でも思うのだけど。今回もきっと、どこにもいかず帰ります。

この3年を振り返る

 直近では3年前に来ました。新しい病院に移って1年半年後、私は症例発表しました。ところが新しい病院では、発表の指導をする人が誰もいなかったので、本当にお粗末な発表でした。やっぱり指導者がいないと、人間って伸びないと実感したものです。

それにしても、この3年、私のライフスタイルは大きく変わった!

 当時の関心事は、目の前の患者さんを良くすることと、病院内での自分の立ち位置でした。どう振る舞えば、嚥下障害の人にチームアプローチができるのか?そんなことばっかり考えていました。

 起業した今、関心事は社会変革!嚥下障害について言えば、終末期の方々、もはや回復の見込みも厳しく、帰る場所もなく、そして本人の意思は確認できない、そんな人にとって最良の医療は?リハビリは?何をどうやって選択していくのか、そこに関わって行きたい。

定期的に同じ場所を訪れると、前回と自分の違いを感じることができ、いろいろと感慨深いものです。